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Miner's Casket

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2007年 04月 22日

アンコールワットの地へ。

朝の4時半起床!
集合時間は5時半。
この日はレストランが開いておらず朝ご飯を食べれないので、
ちょっと早く起きすぎたかな…。
荷造りも大体昨日していた事もあり、
もしかしたら誰かいるかもしれない…と5時ぐらいにロビーへ行ってみる。

がらーん。
やっぱ誰もいないかーと、
一旦部屋へ退却。

こんなどうでも良い事をつらとらと書くのはですね、
この一連の流れにより、
多くの人々の個人情報が詰まった携帯電話をなくしてしまうのです…orz
最初に部屋を出た時は確実にバックパックに携帯を入れてチャックをしめた記憶がありますので…。

これで部屋に戻って携帯の目覚まし時計をタイマー代わりにとセットして、
どかっとベットに転がったんです。
ま、携帯がない!と気が付くのは次の目的地、
シェムリアップに着いてからなわけですが…。

そういうわけで当時の私はこの時何も気付かず、
清々しく空港へ出発です!
カンボジア国内は道路事情がとても悪いので、
シェムリアップへは飛行機で向かいます。

アンコールワットの地へ。_a0055581_1043859.jpg
空港へ着くと、
バックパッカーだけでなくスーツケースで来ているような人もたくさんいて、
日本人の女の子もちらほら。
一人でで来ているんですか?と訊かれて、いえいえグループツーリストですよ、
と久しぶりの日本語会話を楽しみました♪
ま、プノンペンでは一人部屋だったのでかなり日本語で独りごちておりましたが…^^;

綺麗な朝日を横目に飛行機まで歩いて搭乗。
とても小さく可愛い機体です。

飛行機の中で朝ご飯代わりの機内食を食べていると、
レオンから「Canbodian Daily」が送られてくる。
(学生の頃授業中に手紙を回すような要領で来てびっくり!)
Canbodian Dailyはカンボジア国内で発行されている外国人向けの小さな新聞で、
内容はカンボジア国内のことだけでなく一応世界をカバー(アジアが主?)。
東南アジア政治に興味があるなら読んでみて~とレオンから聞いてはいましたが、
なるほど、量も多くなく、
分かりやすい英語で書いてあり読みやすい!

アンコールワットの地へ。_a0055581_11131853.jpg
この時は、その前日のテレビのニュースでタイの政情が不安定…と、
言ってたけど英語だから自信ないなぁ…と思っていた、
そのニュースを確認することができました。
シェムリアップの後は陸路タイに入ることになっているので、
タイは大国だから大丈夫だろうけど、大丈夫かな…と一抹の不安を感じつつ、
とりあえずこれから3日間はシェムリアップです!

これから滞在するホテルはフリーダムホテル。
西洋人向けの典型的な中級ホテルという感じです。
シェムリアップではヘレンと同室で、
ヘレンは部屋に入るなり室内をチェックし、
レストルームのバスタブを発見すると「エルモア!見てみて!すごいね!」と大興奮。
そして朝が早かったためか、
ベットに勢いよく飛び込みそのまま突っ伏して寝てしまいました。
豪快…。
私は、この部屋蚊が多いな…と思ったのでとりあえず蚊取り線香を炊き、
次の集合時間までは日記を書くことにしました。

次の予定はレオンに連れられて街歩きです。
フリーダムホテルはシェムリアップの中心からモトやトゥクトゥクで5分ぐらい。
集まったのは私の他アビー・サイモン・カート・ヘレン・ピーター・ロビン・ターニャという面々で、
他のお嬢様方はプールを満喫しているようです。
レオンがホテルの前で待機してた2台のトゥクトゥクと交渉し、
一人2000リエルで。
最初はドライバーも一人3000リエルで粘っていたけど、
「それならいいよ、バイバーイ」と立ち去ろうとすると、
2000でいい!と追いかけてくる。
うーん、したたか。
というかプノンペンでは私はバイクタクシーに払いすぎてたな…と知る。
旅行者代金なのは別にいいんですけどね。
(2000が3000とかはまだ良心的な気も…)

オールドマーケットで降車して、
どうやらこれで解散の様子。
そうか連れていってくれるだけだったのね…(←人の話を聞いていない)
最初のうちはメンバーとマーケットを見て回っていたのだけど、
おのおの興味のある方向へと足が向き自然解散。

街を見渡すとプノンペン以上に埃っぽいです…。
ウェスタンなバーやカフェやコロニアルスタイルの建物が並び、
異国情緒溢れるテーマパークのようです。
郊外へ行けば大遺跡アンコールワットがあるわけで、
いやーほんとRPGみたい。
さ、お店でポーション買っていくか!てね。

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こちらは小学校を併設するワット・ダムナック。
休み時間?なのか学校が終わったのか、
私は入ってすぐはそんなに子供達いなかったんですが、
気が付くとわらわら(笑)
緑豊かで、木下で本を読む若い僧侶がいたり、
猿と犬が遊んでいたり…。
なんだか埃っぽいオールドマーケット付近とは全く違う、
穏やかでのーんびりした雰囲気です。

仏塔の木陰で休憩がてら、
日焼け止めクリームを塗っていると、
(ワットダムナックに入る際、帽子は脱ぐようにと注意されまして…)
オレンジのローブを着た僧侶がこちらにやってきて話しかけてきました。
これまた流暢な英語英語です。
マネージメントを勉強していらっしゃるそうで…。
(なんのマネージメントなのかしら…)
話した内容はどこから来たんですか?とか学生ですか?とか他愛もないことなんですが、
仏塔の木陰でこのように現地の人と交流ができるのはなんとも良い時間。
しばらく話して「じゃもうちょっと見て回りますね」と離れようとすると、
「私のために止まってくれてありがとう」と返ってきて、
素敵な言葉の選び方にぐっときてしまいました。

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↑次の寺院へ向かう途中オールドマーケットの方を撮ってみました。

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↑それはちょっと詰め込みすぎでは…。

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↑ワット・プリア・プロム・ラス。
観光客ウェルカムな雰囲気ではなく地域の人の憩いの場という感じです。
お庭が綺麗!

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ワット・ボー。
ここへ向かう途中の道がめっちゃローカルな雰囲気で、
サトウキビをしぼるおばちゃんやボクシングの試合をやっているテレビに群がるおじさんの一団を横目に寺へのゲートをくぐります。
旅行者の姿は全くありません。
(先の二つの寺院も全然旅行者に会わなかったけど…)
一体何があるんだ!と言いたくなる様な大音量の放送が流れ、
こちらの寺院はちょっと和める雰囲気ではなかったです…^^;
ほんとあれ、なんだったのかな…。

さて次に残す目的地はバタフライガーデン。
大体の場所は分かっているのですがいまいち場所が分かりません…。
うろうろしていると上から声が。

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どこ行くの?とグッドタイミングで話しかけられ、
バタフライガーデンに行きたいんだけど知ってますか?と聞いてみる。
そうすると何人かやってきて、
ほとんどの人は分からなかったみたいですが、
一人知ってるよ!という人がいて、
道を教えてもらいました。
ありがとう!!

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ほどなく目的地に到着。
バタフライガーデンは1500種類の熱帯の蝶が飛び交う緑豊かなオープンカフェ。
ここで一息です。

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まずはライムジュースとマンゴーアイス。

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日記をつけながらフルーツをつまみます。
食べ過ぎ!?
ひとりでぺろりと頂きました^^

ここでは水の音を聞きながらうとうと~。
ほんと気持ちの良いカフェでした!

後で調べて分かった事ですが、
このバタフライガーデン、
「バタフライチャイルド」と呼ばれる地元の子供達に蝶を無傷のまま捕獲してきてもらうことにより熱帯の蝶を保護し、
子供達にお金を支払っているのだそうです。
単に蝶を放して素敵なお店を作っているのではなく、
地域の人々を支える一つの機関なわけですね。

かなり長居した後、
ホテルにバイクで戻ります。

ホテルに戻るとやっぱり…と言うべきか、
ピーターがオープンレストランでビールを飲んでいました。
どこに行ってもかならずピーターはこうやってビールを飲んでいるんですよ(笑)
後からやってきたカート、タニヤ、サイモンとポテトをつまみながら雑談し、
私は部屋へ。
ピーターがヘレンはプールにいるよと教えてくれたので、
プールに寄ってみる。

いない!
えーいないやんかーと思いながら部屋に戻ると、
メッセージが…。
「プールにいます」と…。
あれ…と思いもう一度プールへ行くと、メガネをとったヘレンが!
雰囲気が違って全然分かりませんでした…^^;

ヘレンから部屋の鍵を受け取りいざまた部屋へ。
とりあえず見あたらない携帯電話を家捜ししたり、
ホテルでランドリーサービスを頼んだり、
(持ってきていたジーンズの臭いがもう限界でした…)
ホテルにあるパソコンでデジカメで撮った写真のデータをCDに焼いたり…と、
とりあえず身の回りの事をして、
お昼寝タイム。
夕方まで惰眠をむさぼります。
(家捜ししても携帯は見つかりませんでしたが、まだどっかにあるだろ…とこの時は思っていました。)

夕方からはチャリティーのチェロコンサートを聴きにジャヤヴァルマン7世病院へ。
このジャヤヴァルマン7世病院は15才以下の子供達に無料で最高の医療を提供しているシェムリアップの郊外にある病院。
カンボジアで私が見た中では一番近代的で綺麗な建物だったかもしれません…。
この病院は寄付により運営されているのですが、
寄付だけでこんな病院が作れるのか…とびっくりしました。
チェロコンサートが開かれるホールも、
本格的な音楽ホールとは言えないけれど空調の効いた地方の文化会館のホールといった感じです。

演奏するのはこの病院の創設者であるスイス人医師のリッシナー氏。
この人がまた歌も演奏も語りも上手なんです!
本業は医師なのにいやはやお見事。
できる人は何でも出来るんだわ…と思いましたね。

そしてリッシナー氏の訴えは下記の通り。

内容は英語なので聞き取った内容に確信はないのですが…。
ダブルスタンダード(貧しい国には安い医療で良いということ)はおかしい、
カンボジアの今の貧しさの原因は西洋社会がもたらしたものなので、
こういった寄付や義務である…といった感じだったかと。
その他、映像で医療活動の報告等があり、
最後に寄付もしくは献血を募ります。

このカンボジアにおけるNGO系の病院、
特に無料で最先端の医療を提供しようとするタイプのものは、
それなりに議論があるのはどこかで聞きましたが、
一定地域のみとは言え子供の命を救っているという事実は事実。
寄付しないよりは寄付をするか…と、
私は周りを見渡してから5ドル箱に入れてきました。
チャリティーという文化にあまりなれ親しんでいないので、
こういう時いくらぐらい入れるべきかわかりませんね^^;
一人だったら1ドルしかいれなかったかもです…。

献血が趣味の一つである私は献血もしたかったんですが、
日本の献血の基準で行けば…ですが、
献血できなかったのですよ。
日本を出る直前に400㎜l献血をしてしまいまして。
マラリア感染地域に行くとしばらく献血ができなくなるので行っておくかーという感じで…。
ちなみに胃腸炎気味という体調でお粥以外のものを食べていない状態で行ったので、
いつもちょっと高めのコレステロール値がびっくりするぐらい低くなっていました^^;

このコンサートの後はシェムリアップの市街でディナー。

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ここではチキンアモックを注文。
おいしいー><

この後呑みに行かない?と誘われるが、
コンタクトレンズのせいで目が開けられなくなってきたので、
今日は疲れたので…と断り、
ロビンとサイモンがホテルに戻るようなので、
同じトゥクトゥクに便乗させてもらうことに。

そしてホテルに戻って急いでコンタクトをとってベットに突っ伏す。
確か靴はいたままだったかもです^^;
どうやら目が開かなくなってきたのはコンタクトのせいだけではなかったようで…。
このまま朝まで熟睡。
飛行機での移動もあった割によく動き色んな事があった濃ゆい一日でした!

by ellemoi_ana | 2007-04-22 14:50


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