2007年 08月 19日
シェムリアップにある私設博物館。 アンコールワットの後朝ご飯を食べ、 しばらく車に揺られやってきました。 バスの中で事前にソケックさんから説明があり、 その中で「アキラというのは日本の名前なんでしょう?ファミリーネーム?」と振られました。 ポピュラーなファーストネームですよーと。 一瞬そのアキラは日本人なのかと思いましたが、 どうやら日本の名前に似ているだけで本名アキ・ラーさん、 通称アキラというカンボジアの方のようです。 カンボジアの北西部(地雷の多い地域)で育ち、 クメール・ルージュに家族を殺されながらも、 クメールルージュで武器の使い方を教わり、 ベトナム軍、カンボジア軍、国連平和維持軍を経て、 現在地雷撤去のボランティアをされています。 そのアキラさんが自ら降り起こした地雷が所狭しと陳列されている博物館内。 博物館というと立派な建物を私は連想してしまいますが、 民家を改造しただけの非常に簡素な建物です。 館内には撤去され安全処理された地雷や写真、 パンフレットや書物があり、 子供達はハンモックに揺られたりギターを弾いたりボールで遊んだり…という光景があります。 ここの子供の幾人かは手や足がありません。 アキラさんは地雷で傷ついた子供達をひきとり、 教育を受けさせるという活動もしているとのことです。 カンボジアでは学校は無料だけれども義務教育ではないのだそうです。 トゥールスレンやキリングフィールドとはまた違う雰囲気…。 手足のない子供達が無邪気に遊ぶ姿に、 観光客の単なる感傷かもしれないけれども、 泣かされます。 私ができるのは少しばかりの寄付をするだけなのです…。
by ellemoi_ana
| 2007-08-19 14:52
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