2006年 09月 16日
目をつぶると音ってよく聞こえますよね。 コンサートに行くと目を開けるべきかつぶるべきかすごく迷います。 ピアニストの手元を見ていたいけど、 音にも集中したい。 どっちに絞るかで座る位置も変わるしね。 音を聞きたいなら反響板側真ん中よりの後ろ方。 手元を見るなら鍵盤側の前の方。 人気にチケットは鍵盤側の前の方からなくなるし、 自由席のコンサートに行くと舞台に向かって左側に人が固まるので、 鍵盤を見たい人の方が世の中多いんですね。 今日から三日間行われる中之島国際音楽祭、 その中の「アダム・ゴルカ ピアノリサイタル~19幸!炸裂する超絶技巧~」に行ってきました。 関西に移り住んで14年、 初中之島公会堂! 就職活動中闊歩していた御堂筋のこんな所にあったんだ! モーツァルト/ソナタ K311「トルコ行進曲付き」 というプログラム。 最初のモーツァルトは柔らかに可愛らしく。 多分ピアノ自体が音が柔らかくて、 個人的にはもうちょっとはっきりくっきりの方が好きなのだけれど、 この演奏には合ってたかも…。 ペダリングがすごかった。 テンペストはロマン派とクラシックの境目!という当にそんな演奏で、 日本人ではあーは弾かない(というか、あーは習わない)なーって感じです。 そして後半から多分この人の真骨頂。 カプースチンでは若さと超絶技巧が炸裂でした^^; モーツァルトは丁寧に感じたけど、ベートーヴェンからあれ?と思いつつ、 カプースチンではやっぱり…という感じで、 ミスタッチや音の濁りは音楽のうち…な迫力演奏! カプースチンは音数は多いながら線の細い感じの演奏が私が聞いた中では多かったので、 こんなに太いカプースチンは初めてでした。 メトネルに移ると今度は完成度を追求したような丁寧さが…、 あったような気がするんだけど、 所々起きてたんだけど…、 はい、寝ました。 (いびきさえかかなきゃコンサートでは寝ていいと私は思ってます!) アンコールが面白くてね、 ヴォロドスの編曲ものとかが好きな人には溜まらなかったと思います。 一曲目は「ショパンのエチュードの2番弾きます(英語)」と宣言しつつ、 途中からトルコ行進曲をミックス。 2曲目も子犬のワルツだけど、どこかで聞いたことのある音楽の混じる編集(笑) どちらも思わず笑ってしまうぐらいの超絶技巧です。 そして最後は本当にショパンってことで「別れの曲」。 こういうウィットに富んだアンコールは大好きだ! 中之島公会堂はクラシックのための本格的なホールとは違うので、 2楽章弾いてる時に隣(?)の音楽が聞こえてきたり、 ピアノがいまいちだったりしましたが、 街の教会で行われているコンサートのような雰囲気は良かったです。 1000円と安いし。 中之島国際音楽祭は18日も「ロマン・デシャルム ピアノリサイタル」を聴きに行く予定。 ショパンのバラード全曲が楽しみです☆
by ellemoi_ana
| 2006-09-16 23:59
| 雑記
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